あがり症の方は、緊張や不安をどうにかして解消しようと、様々なことを試されてきたかと思います。その一つに「話し方教室」があると思います。
人前で話すのが苦手な方、極度のあがり症の方、話す技術を向上させたい方、いろんな方がいらっしゃいます。
私が通ったことのある話し方教室では、毎回違ったテーマが出されて、皆さんの前で順番に話します。
あがり症の人にとっては、これは大変勇気がいることです。
失敗してもいい場だと分かっていても、あの嫌な緊張感を味わいながら、勇気を振り絞って話しをすることになります。意外にも、話すのが苦手とは思えないほど上手な方もいます。
緊張と戦いながら、しどろもどろになりながらも、何とかその場をしのいでいきます。
しかし、しばらく通ってみて、なんとなく改善された気はしても、根本的に解消されたのかどうかよく分からない、または、通うのをやめてしまうと元に戻ってしまう、という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人です。
では、なぜ巷の話し方教室では、あがり症が改善されないのでしょうか。
その原因を探っていきます。
根本的な心理的原因の不解消
あがり症は単なる話し方の問題ではなく、深層心理に根差した不安や恐怖が影響しています。
話し方教室では技術的な面を改善することはできても、それが根本的な不安感を取り除くわけではありません。
社交不安障害の症状が複合的
あがり症は単なる緊張や緊張性発語障害ではなく、社交不安障害の一形態であり、他者との社会的な場面全般での不安が影響します。
話し方教室で対処できるのは限られた範囲であり、全般的な改善が必要です。
個別の対応が必要
あがり症の程度や原因は人それぞれ異なります。話し方教室は一般的な技術指導が中心であり、個々のニーズや深層心理に合わせたアプローチが必要ですが、それが提供されていない場合があります。
練習の機会やフィードバックの不足
解消には長期的で継続的な練習と、それに伴う適切なフィードバックが必要です。
話し方教室の授業時間やアプローチが十分でない場合、効果が限定されることがあります。
統合的なアプローチの不足
心理療法やカウンセリング、行動療法などとの組み合わせが必要な場合がありますが、話し方教室だけではそれが提供されていない場合があります。
まとめ
話し方教室で改善される方も、もちろん一定数いらっしゃるのだと思いますが、改善されない場合、心理的な問題が深く関わっているのかもしれません。
せっかくお金と時間をかけ、努力して通っても効果が出ないと、がっかりしてしまいますよね。自分を責めてしまうことにもなりかねません。
あがり症にまつわる心理的なテーマについても、他の記事で書いていきますので、ぜひ参考になさってみてください。
